ドラッカー研究がブームです。ドラッカーは、事業の定義で、我々の事業は何か、顧客は誰か、顧客は何を買うかを尋ねています。

ドラッカーの書籍が、大当たりです。松葉博雄も神戸商科大学大学院、大阪府立大学大学院、大阪市立大学大学院で、ドラッカーの研究をしました

ドラッカー先生が逝去されたときには、追悼文を書きました。

週刊ポスト ドラッカー大研究

ピーター・ドラッカー大研究は、「週刊ポスト」2010年6月5日発売号に、「今さら人に聴けなかったピーター・ドラッカー大研究」という記事が掲載されていました。

ドラッカー研究の関連本の累計が500万部を突破しています。空前のドラッカーブームの今、ビジネスマンの間では、会議やお酒の席で「ドラッカー」の話をするのが流行っているそうです。

ドラッカーの名前を目にし、耳に聞くことがあっても、ドラッカーの思想についてはあまり分かっていない人のためにと、ドラッカーの思想を分かりやすく書かれています。

「週刊SPA!」6月1日号にも、「萌えるドラッカー入門」というタイトルで、あるOLが会社の危機を立て直していくというストーリーで、 ドラッカーに関する記事が掲載されていました

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ドラッカー大研究の記事の中では、ドラッカーとはどういう人かの紹介があり、ドラッカーの思考に共感して、ビジネス現場で実践する“ドラッカリアン”たちを紹介しています。

パナソニック会長の中村邦夫氏、富士ゼロックス相談役最高顧問の小林陽太郎氏、ファーストリテイリングCEOの柳井正氏、キャノン電子社長の酒巻氏、山崎製パン社長の飯島延浩氏らが、どのようにしてドラッカーの思考を経営に取り入れて成功してきたかが書かれています。

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また、「“経営の神様”の真髄に触れる珠玉の箴言」として、マネジメント、リーダーの条件、マーケティング戦略などが紹介されていました。

類別すると、次の5項目になります。

「マネージメント」では、「現代の経営において」、我々の事業は何かを尋ね、自己管理による、目標管理こそ、マネジメントの哲学と呼ぶものであるとしています。

「リーダーの条件」では、組織の精神はトップから生まれるとしています。

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「マーケティング戦略」では、顧客は誰か、顧客は何を買うか、どのように提供するかを問題提起しています。

「組織論」では、企業は有機体である。従って、各部門の改善や効率化は、必ずしも企業全体の改善は繋がらないとしています。

「自己啓発」では、仕事の出来る者は、まず、時間に手をつける。自分の強みを知り、それをいかに強化するかを知り、かつ、自らの出来ないことを知ることが、継続学習の鍵であるとしています。

このように、「週刊ポスト」では、今さら人に聞けなかった、ピーター・ドラッカーの大研究のまとめを分かりやすく解説してくれていました。