商業捕鯨再開 鯨料理とえいば、鯨の脂身を使って水菜と一緒に煮込むはりはり鍋です。

商業捕鯨再開 鯨料理とえいば鯨の脂身を使って水菜と煮込むハリハリ鍋です。

商業捕鯨再開 生のクジラ肉”も販売 31年ぶりに再開した商業捕鯨で捕れたばかり 大阪の百貨店

関西テレビ 2019年7月8日(月) の報道によれば、日本で31年ぶりに再開した商業捕鯨で捕れたばかりのクジラの肉が、大阪の百貨店で販売されました。

大阪・梅田の阪急百貨店では7月、北海道・釧路で捕れたばかりの鯨の肉、約30キロが店頭に並びました。

日本がIWC(=国際捕鯨委員会)から脱退し、7月から31年ぶりに商業捕鯨を再開したことで、取り扱いがほとんどなかった生の鯨の肉も販売されています。

クジラの肉は午後2時には完売しましたが、7月11日に再び入荷するということです。

【関西テレビ 2019年7月8日(月) 19:17配信】

なぜ、商業捕鯨は再開されたのか

国際的な傾向では商業捕鯨は、支持されていません。むしろ、反対意見の方が大勢です。

なのに、なぜ、商業捕鯨は再開されたのでしょうか?

重要が多い、捕鯨の文化があった、生業とする人が多い、などが考えられます。

しかし、鯨の需要は多くありません。

捕鯨は1930年代からで文化は浅いのです。

捕鯨を生業としているのは民間ではなく政府です。

南極海の捕鯨は国際的なイメージがとても良くありません。

鯨肉に対する商業的な需要も余りありません。

止められないのは、政府が関与しているからではないでしょうか。

日本の捕鯨は政府が行っきました。研究予算や毎年の計画を中止することは、官僚は予算の削減や、組織の縮小を屈辱的だと感じる伝統的な官僚気質が、捕鯨を止めることが出来ない理由ではないかと思います。

さらに政治家の議席を守る立場があります。自分の選挙区が捕鯨に関係していれば、商業捕鯨の中止は言えません。再開に力を入れる筈です。

日本の捕鯨再開は捕鯨が地元選挙地盤の産業になっている数人の国会議員と、予算を失いたくない、組織を守ろうとする官僚たちが、原因ではないかと考えます。

鯨料理といえば、はりはり鍋です。

ハリハリ鍋

鯨料理といえば、ハリハリ鍋です。

今日は豪勢な鯨料理をお昼ご飯に頂きました。

大阪でよく食べられるはりはりは、水菜の繊維質によるシャキシャキとした食感から来た表現からです。

一般的な鍋料理とは違い、水菜と鯨肉(もしくは鯨肉以外の代用の肉)以外は何も入れない簡素な料理です。

かつて捕鯨が盛んだった時代には、日本では鯨肉は安価で手に入りやすい食材でした。はりはり鍋は庶民の素朴な味覚として好まれていましたが、商業捕鯨が中止され、鯨肉が入手困難になってからは高級品となりました。

くじらの代わりに豚肉、もしくは鴨肉が代用されることがあります。

昆布で出汁をとった鍋に水菜をたっぷりと入れ、鯨肉の脂身のついたものを薄切れにして加えます。煮立ったら、そのままいただきます。

好みにより、粉山椒や七味唐辛子をかけます。

出汁を使わずに水菜から出る水分だけで煮て、醤油・酒・砂糖などで味付けする形式もあります。

カツオと昆布で出汁を取り、”尾の身”の薄切りを用いる店もあります。

“さえずり”(舌)を料理人が仕込んだ鍋が「おいしい料理」「うま味がある高級珍味」と評価されています。

バリエーションとして、鯨肉の代わりに油揚げを用いる「キツネ鍋」があります。

【出典 ウィキペディア(Wikipedia)】

ハリハリ鍋

はりはり鍋を自宅で

商業捕鯨が止まっていた時代に、我が家でハリハリ鍋をたべました。

今日は定休日で家にいると、奥さんにはとっても迷惑なことになりました。

それはお昼ご飯まで作らないといけなくなったからです。

お昼の用意はパンや珈琲だけでは済みません。

ちゃんとご飯を炊いて、ちゃんとおかずをこしらえて、とても面倒な食事の支度となります。

ハリハリ鍋

奥さんが魚屋に行って買ってきたのは魚屋さんに勧められた鯨のお肉です。

鯨の脂身を使って水菜と一緒に鍋で煮込んだ「ハリハリ鍋」を作ります。

奥さんは、ハリハリ鍋の作り方は知らないというので、松葉博雄が指導します。

ハリハリ鍋

鯨の脂身はとっても脂肪が多く、鍋で煮込んでいるうちに、細かい脂の粒子が鍋から外に飛び出してきます。

ハリハリ鍋

魚屋さんで勧められたのは、鯨の脂身だけでなく、鯵の酢締めです。見たところ、さばずしに使うしめ鯖のようですが、これが鯵です。

ハリハリ鍋

相当よく肥えていて、鯖に近いぐらいの大きさに驚きます。

ハリハリ鍋が出来た頃に、まず鯨の脂身から食べてみます。歯ごたえのある固さです。

豚の三枚肉を凍らせて、少し解凍したときのような歯ごたえがありました。

ハリハリ鍋

鯨は、南極や北極に近い、冷たい海水で生きていくために、皮下脂肪がしっかり着いているのだと思います。

それにしても、捕鯨禁止の鯨の肉が、普通に魚屋さんで売られていて、100グラム600円の値段が付いて、誰にでも買えるなんて、どうしてでしょうか?

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2010年2月4日(木)