アルミ温室の沖縄亜熱帯植物には、厳しい冬がやってきました。200ボルトの暖房機設置

アルミ温室の最低気温は、1月現在、5度にまで下がっています。最高気温は24度です。

200ボルト電気工事

1年で最も寒い1月と2月がやってきました。

アルミ温室でのガーデニングに、初めての厳しい冬を迎えている時期が来ました。

アルミ温室の中は、予備のビニールを張って、二重保温をしました。

冬の寒さを越すための、暖房の準備ができていないまま、

厳しい冬を迎えてしまいました。

バナナ、パパイヤ、ハイビスカスなどの沖縄の植物は、

野外であれば寒さで枯れてしまいそうですが、アルミ温室で、

ビニールで内張をすれば、一月になっても、まだ枯れていません。

1月14日と、15日には、センター試験が始まりますが、

このころ、この冬一番の寒さが来ると天気予報で話していました。

暖房もなくて、果たしてバナナは耐えられるでしょうか?

家庭用の電気暖房機を設置することを考えてみましたが、

家庭用の暖房機では一定の温度が下がれば、スイッチが入って暖房が始まり

、一定の温度に上昇すれば暖房が止まるという、

そのような温度設定の電気暖房機は市販されていないそうです。

こうなると、農家が使っているような、

業務用の200ボルトの電気暖房機が必要ですが、この冬には間に合いませんでした。

秋までたくさんの花が咲いていたアルミ温室も、

今は植物は休眠状態に入っています。

冬は寒いアルミ温室でも、日中は最高気温が24度まで上がる日があります。

最低気温は、今のところ5度です。

この寒暖の差に、亜熱帯植物たちは耐えてほしいものです。

ヒスイカズラ、ベンガルカズラ、ハイビスカス、ブーゲンビリア、プルメリア、アリアケカズラ、みんな200ボルトのエアコンで、冬も花が咲いてくれるように期待しています。

12月に入ると、気温はどんどん下がってきました。

全国各地で積雪の情報もテレビでは報道されています。

2016年にアルミ温室を作って、沖縄の植物を沢山温室の中で育ててきました。

2016年の秋には、アルミ温室の内部に200ボルトの電力用の電線を引いて、

200ボルトに対応するエアコンを取り付ける予定にしてました。

ところが、請け負った工務店が手配を忘れてしまっていて、

2016年の取り付けには間に合いませんでした。

200ボルトの動力用の電気は、関西電力に申し込む必要があったのです。

審査には事前に数ヶ月かかります。

アルミ温室を建設した片桐農園も200ボルトの申請をしてくれていませんでした。

2017年は、3月に200ボルトの動力用電力の申請をしていますが、

今年もまた工務店が関西電力に配電の申請を忘れていたようです。

これでは可哀想なのは、アルミ温室の中に

冬の寒い日にエアコンが付くことを待っていた熱帯植物たちです。

大急ぎで申請をしてもらって、やっと12月の中旬になって、

200ボルトの動力用の電気が温室につきました。

200ボルトの配電が出来ると、すぐにエアコンの取り付けです。

ダイキンは製造中止したということなので、三菱電機の暖房と冷房が使える、

エアコンを取り付けしました。 朝8時から工事が始まり、

夕方6時頃まで工事はかかりました。

やっと根付いたベンガルカズラは、

これから寒い冬が来るのも知らずに、けなげに咲いています。

2017年の冬に、ヒスイカズラ、アリアケカズラ、ベンガルカズラのカズラ類は、

1月と2月の寒波で枯れてしまいました。

沖縄に行って、苗を各地で探して買い求め、

2017年の夏になんとか勢いを取り戻したカズラ類です。

サーモスタットを取り付けて、10度以下に気温が下がれば、

自動で暖房が温室に入るように設定しました。

バナナの木も、ハイビスカスも、ブーゲンビリアも、プルメリアも、

10度以上であれば、温室で越冬できそうです。

200ボルトのエアコンの取り付け工事を見ていると、

三人の職人さんが、一日かかって作業をしていました。

エアコン本体が、頭上より高い所に取り付けるためには、それを支える架台が必要です。

架台を組み立てて、エアコンを架台の上に乗せても、

落ちてこないようにしっかり固定します。

セパレート式なので、本体から少し離れた場所に室外機を取り付けます。

母屋に取り付けたエアコンも、一緒に架台に乗せて、

室外機は二台同じ場所に設置しました。

室外機に繋がるパイプは通路に

埋め込んで、通行の妨げにならないようにしました。

エアコンは、取り付けるだけでなく、配管が見た目に見苦しくないように、

化粧をするのも職人さんの腕次第です。

室外機の風向きが、生活に邪魔にならないように、

方向を考えて設置場所を決めました。

200ボルトの室外機と、100ボルトの室外機の2台を同じ架台に乗せています。

200ボルト動力用の強力なエアコンは、アルミ温室に取り付け完了できました。

これで明日からは、沖縄産の熱帯植物も、冬の寒さから守る事が出来ます。

奧さんは、工事を見ていて、博雄さんも扶養家族がたくさん居て大変ねと、心配してくれます。

確かに扶養家族がいて、それぞれが寒さで弱らないように、

メダカの場合はお腹が空かないように餌をちゃんとあげて、

さらに増える事まで考えています。 200ボルトのエアコンが付いたことにより、

冬は咲かない沖縄の花も、年中無休で咲いてくれたらお世話をした甲斐があります。