杏の花が咲く頃の満月の夜は、カニ篭にカニが入ると聞きました。

杏の花も咲いて、満月の夜を迎えて、準備万端、カニ篭を海に投げ入れてみれば。。。 社長ブログ神戸/淡路ブログ/杏の花/カニ

杏が咲く頃の3月下旬の満月の頃の夜は、魚の動きや海老・蟹の動きにも変化が出始め、この満月の夜にカニ篭を入れると、カニが沢山獲れると聞きました。

庭の杏の花は満開で、まるで桜の花が咲いているような美しさです。

そして今夜は満開の杏の花に彩りを添えるように、満月の輝きがあります。

そこで満月の夜、海にカニ篭を一晩投げ込んでみる事にします。

それにしてもキレイな杏の花で、遠目から見れば満開の桜のように見えます。

波も静かで、今夜は絶好の籠蟹漁のように思います。

U君もカニ篭を入れるときには興奮します。

まだ2歳の頃、カニ篭でかかった蟹に指を挟まれて、痛い思いをした事が記憶に残っています。

その小指の思い出が、U君にはまたカニ篭を投げ込みたいという思い出に繋がっています。

どこに投げ込んだかしっかり覚えておいて、翌朝昨夜のカニ篭を引き上げに来ました。

上から見ると、早春の海は赤潮もなく澄み切ったキレイな水です。
海の中の海藻や岩も透き通って見えてきます。

昨夜投げ込んだ場所は岩と海藻に囲まれた場所で、ここに小魚が集まり、その小魚を目指して、ひょっとするとカニが集まってくるのではないかというのが、戦略ストーリーです。

しかし上げてみると見えて来るのは、蟹をおびき寄せるための魚のアラだけです。

これでは、U君の期待に応えられません。

月夜の夜はきっとカニがたくさん集まって、カニ篭の中には、押すな押すなというほどカニが集まるとU君に話したのは私です。

U君にカニが集まる囮の魚が悪かったのではないかと苦しい言い訳をして、また希望を次回に繋ぐ事にしました。

2016年3月24日(木)