アベノミクスは経済を動かし、オリンピック招致は、アベノミクスの成長戦略を動かします。

朝ごはん、作るのは長い時間かかっても、食べるのは、すぐ終わったと、奥さんが言っていました。

夏から秋へ、秋から中秋へと、季節はゆっくりながら、確実に変わってきています。薄着をして寝ていると、朝起きてみると肌寒いくらい気温が下がってきています。

季節の変化は食卓にも表れてきます。今日の日曜日は、出社時間が遅いので、奥さんは手の込んだ朝ごはんを作ってくれました。近隣ドライブで買った山芋を、すりこぎでおろして、トロロ芋ができています。

すりばちに使うすりこぎの事を、連木と言います。ことわざに、「連木で腹切りゃ血の涙」と言います。

連木で腹を切ることはできません。出来ないことをすれば、血の涙が出るほど苦しいということの例えです。

次は、お煮しめです。野菜の種類を増やせば、一つごとに鍋で煮て、それだけ手間が掛かります。

沢山の野菜を、最後に一つの味にします。

淡路研修で買ってきた、神戸水産のちりめんです。ちりめんを食べる前に、熱湯で湯通しをします。

これは、しらす干しの現場を見たら納得できることですが、ちりめんを干していると、沢山のハエが飛んできています。そのため、ハエの卵の駆除をするための、熱湯かけです。

ハムも、道の駅で買ってきたハムです。

卵は、淡路島のフローラルアイランドで買った卵です。

イチジクは、金崎農園のイチジクです。

奥さんが、朝ご飯を用意している間、松葉博雄は朝刊を読んでいます。今朝の日本経済新聞のニュースは、大学が、国際人育成に活路 という見出しです。

下の方の、本の広告欄には、アベノミクスがもたらす、株高への記事です。市場の空気は、この先の株高を期待する読者への、煽りのような記事です。

いつの時代でも、大衆が株式市場に参入してくる頃が、売り時と言われています。今の状況は、主婦が参入してきているほどの過熱化ではないようです。

奥さんの朝ごはん作りは、着々と進み、お膳に並ぶ今朝の一品ごとが、レビューを待っています。

ちりめんは、大根おろしの上に乗っています。これに、少しお醤油を垂らすと、完成です。その、お醤油を垂らす役は、先日のニューヨーク証券取引所で、阿部晋三首相が、鐘を鳴らした時のように、松葉博雄がお醤油をかける役です。

雑誌の広告を見ると、MBA大学院ランキングの見出しです。社会人が大学院に行って、これまでのビジネスの経験を、理論的に裏付けをすることは、自信に繋がります。

雑誌社は、ランキング付けするのが好きです。たとえランキングの上位の大学院でMBAを取得したとしても、それがビジネスにどれだけ活きてくるかは、別問題です。もし、上位の大学院が、ビジネスの実践でも成果を出すのなら、上位の大学院のMBA取得者は、引く手あまたになり、沢山MBA取得者をかかえた会社は、業績が急回復してもおかしくありません。

奥さんの朝の時間に、手間暇かけた和食の朝ごはんは、盛り付けの段階に入りました。

少しずつ、お膳が賑やかになってきました。まるで、宝塚のレビューのように、段々と主役が登場し、お膳はますます賑やかになっています。

手間のかかったお煮しめです。はんぺんは、サービスエリアで買った、宇和島のはんぺんです。

今朝の一品の中で、一番時間がかかっているのが、なすびとうりの糠漬けです。なぜなら、昨日から漬け込んでいるから、一昼夜、完成にかかっているからです。すだちも、徳島県鳴門市のすだちです。

松葉博雄が、いつ起きてくるか分からなかったので、奥さんは、炊飯器の点火時間を、起きた時にセットしていました。そこで、朝ごはんが炊き上がった時が、アツアツで食べられる時が、朝ごはんの完成の時間です。

もちろん、味噌汁は必ず登場します。玉ねぎも、わかめも、淡路産です。

まだよ、まだよと、奥さんが、写真の仕上げに待ったをかけています。なぜか、それは、外に出て庭のモミジの葉を一枚、取ってきて、ドレスアップするために、置こうとしたからです。

これで、今朝の献立のすべてが並びました。いずれも美味しそうな、一品一品です。

では、いただきますと、奥さんと二人で朝食をいただきました。その後、奥さんの口から出た言葉は、

「作るのは長くかかったのに、食べるのは早かったわぁ」の一言でした。

食後の新聞です。オリンピックの東京開催に合わせて、都内では、電信柱を撤去して、電線を地中に埋めて、景観改善に向けて、工事が始まるようです。

これは、オリンピック招致の副次的効果です。海外からお客様が来られるからという、大義名分があれば、工事は進むと思います。世の中の奥様方でも、家にお客様が来ることになれば、家の片づけが、進むようなものです。

2013年9月29日(日)