淡路島は古事記では国のはじまりになっています。

淡路島の花さじきでは、一年中花が咲いています。 同期生と神戸淡路旅行(3)

淡路島の伊弉諾神社は、これから大造営が予定されています。

「あわじ花さじき」に向かいます。丘陵地を切り開いて、お花畑を作っています。植える花によって、季節感を出しています。春は菜の花、夏はひまわり、秋、冬はサルビア、コスモスなどが咲いているようです。

小高い丘陵地なので、大阪湾が見えます。左手には神戸の須磨・明石も見えます。

平日なのに、沢山の観光客が来ていて、第一駐車場はいっぱいで、やや離れた第2駐車場に車を入れました。

同級生の皆さん、しばしこの美しい景色に見とれています。無理もありません。都会では、こんな海と山と花が折り重なって見える景色は、滅多にありません。

この近くには牧場もあります。淡路牛を育てている牧場です。

日本は山が沢山あっても、急斜面の山が多く、ヨーロッパで見た、なだらかな丘陵地は少ないので、丘陵地を使った葡萄畑や羊の牧場、麦畑などの牧草地は少ないのです。

展望台に上がる階段の横に、藤棚がありました。やや、盛りを過ぎた感じの藤棚です。しかし、ミツバチが沢山寄ってきて、藤棚の周りは賑やかです。

おやっと目を引いたのは、結婚式をあげているような、白いドレスと、白いスーツのカップルです。これは本物の結婚式なのか、それとも、写真撮影の為の疑似結婚なのか、みんなの意見は分かれています。

疑似だという意見は、参加者が周りを囲って、写真を撮りたがっていないことです。実際の結婚式であれば、花嫁と一緒に写真を撮りたがっている友人が、周囲を囲っています。

この花さじきは、淡路夢舞台の延長にあります。普段、国道28号線を走っていると、淡路夢舞台は、表示看板が出ていて、ここが夢舞台かとすぐ分かるのですが、丘陵地の頂上部分にある「花さじき」は、目につかないところにあります。

あわじ花さじきから、次は、伊弉諾神社に向かいます。淡路島の国道を走っていると、道路の脇にヤシの並木があり、これには皆さん驚いていました。何だか宮崎県の日南海岸を走っている雰囲気です。

伊弉諾神社では、皆さん思い思いに本殿で礼拝をし、気になる人は御守りを買っていました。子ども達がこれから結婚相手を見つけてほしいと願っている友人は、縁談の御守りを沢山買っていました。

伊弉諾神社の境内で、可愛らしい巫女さんが境内を歩いていたので、皆さんすぐにカメラを向けて、写真を写しています。松葉博雄は、ちゃんと巫女さんに「写真を写してもいいですか?」と確認をし、許可をもらって写しました。

さすが、年功を積んだ友人達は、伊弉諾神社のいわれについて、古事記で学んだ人もいて、詳しく話してくれました。

淡路幽宮(あはぢかくりのみや) 日之少宮(ひのわかみや) 伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう) の大きな看板が立っています。

どうやら平成の大造営に伴う「御奉賛のお願い」の看板のようです。最近は、伊勢神宮も出雲大社も、遷宮して大造営をしています。相当な費用がかかりそうです。

「伊弉諾神宮を中心とした太陽の運行図」が彫られています。この神社を中心に見て、北には「但馬国一宮 出石神社」、南には南あわじ市の 「諭鶴羽神社」、西には「対馬国一宮 海神神社」、そして東には「伊勢皇大神宮(内宮)」があることが分かります。

日本には、全国各地に多くの神社があり、その神社を中心にして、太陽の運行図を作れば、意外に神社と神社が一定の方向で結ばれそうです。

伊弉諾神社を出て、福良の方向に移動すると、今夜の宿舎である料理旅館「うめ丸」に着きました。部屋割りがあり、松葉博雄は5人部屋の「さざなみ」に入ります。

元々価格交渉では、値段を抑えると海の見えない部屋になるところでした。それを、幹事の宮崎君の交渉力で、海が見えて、しかも安くしてもらいました。うめ丸も、ゴールデンウィークには満杯のお客様でした。

それが連休明けは、ガラガラです。海の見える部屋も、連休明けの平日なら、価格交渉に応じてくれました。これは、買い手の交渉力が、売り手の交渉力に勝ったことになります。

2013年5月9日(水)