気温が上がると、海にはイカナゴ、温室にはトマトと苺、庭には梅と水仙

気温が上がると、海では養殖ワカメの刈り取りです。イカナゴを求めて淡路島(1)

気温が上がると水仙が咲き、紅梅、白梅に続き、その後はお待ちかねの桜の花です。

春の味覚は、播磨湾、大阪湾に広がる、イカナゴ漁からもたらされます。イカナゴ漁には、解禁日があって、自主規制がされています。

2月の末にはイカナゴ漁の解禁がありました。いつもの淡路市の渡舟食堂に行けば、イカナゴの釘炊きが始まっているかなぁと訪ねてきました。

2013年の今年はワカメ漁も不作で、イカナゴ漁も不漁で、思ったようにワカメの販売や、イカナゴの釘炊きは出来ていません。

今日選んだのは、アナゴの稚魚の卵とじ、イカナゴの親のふるせ炊き、ホタルイカ、昆布を炊いて、さやえんどうを添えたものなど、春の味覚を選んで頂きました。

「それにしても今年は寒いねぇ」 と、渡舟食堂の女将さんと世間話です。

「味噌汁はどうしますか?普通の味噌汁と、魚の味噌汁のどっちがいい?」と尋ねられると、値段のことは分かりませんが、魚が入った方が美味しいに決まってます。

朝のスタートの9時半か10時頃 渡舟食堂に来ると、作りたてのお料理が頂けます。夜、夕食を食べに来てもメニューは同じです。

だったら早く来た方がいいに決まってます。朝一番のショーケースは選び放題です。

前回女将さんに、「最近味が辛くなったねぇ」と言ったのが気になったのか、塩分や醤油の量を少し控えたようです。

力仕事をする人や、若い人には塩分が必要で、あまり塩分を控えると、ご飯を食べても、物足りないように感じるそうです。

壁のポスターを見ると、淡路産の生しらす 4月26日(金曜日)解禁と書いています。このポスターの生しらす丼の写真は、渡舟食堂で撮影されたそうです。

この後、フローラルアイランドで農産物の買い出しに行きます。天候が良いのか、野菜がとっても育ちがよく、その反面、豊作のためか、価格が安くなっています。

こんな綺麗なカブラが1束105円です。

フローラルアイランドの後は、トマトを温室栽培している農家の直売所に行きます。

トマトの生産が少ない時は、朝、行列が出来て、オープンと同時に売り切れだったそうですが、気温が少しずつ上昇してきて、春めいてくると、トマトの生育も順調になり、前のように朝早くから並ばなくても、欲しいだけ買えるようになりました。

トマトと並んで苺も温室栽培されています。トマトも苺も水耕栽培なので、土はついていません。

少し不揃いの苺や、少し小振りのトマトは、規格品と比べて随分安く売られています。

庭にも春が来ています。梅の花が満開です。最初に咲いているのは、紅梅です。

紅梅の開花に合わせて、虫が飛んできてくれたらいいのですが、まだ寒いせいか、じっと見ていても、虫が飛んで来ているようには見えません。

そうなると梅の実は期待できるのでしょうか?箱入り娘に虫が付くと困りますが、家の紅梅には、虫が付いて欲しいものです。

白梅はまだまだ蕾固しで、咲き揃うには、もう1週間か2週間くらいかかりそうです。こうしてみると、2月の梅は3月になり、寒さが強いという事が分かります。

球根の水仙は、一度植えておくと、毎年決まった場所に、毎年決まった時季に、きっちり咲いてくれます。

水仙の側に近づくと、甘い強い香りが漂ってきます。

淡路島は、各地の山の斜面で水仙が咲いています。どうして淡路島には水仙が多いのか、不思議に思います。

2013年2月28日(木)