この頃世間で流行ることは、孫の世話のイク爺、歳を取って始めるスタ爺、若者に負けないファッションでお洒落をするチャラ爺の3爺です。

この頃世間で流行ることは、孫の世話のイク爺、歳を取って始めるスタ爺、若い者に負けないファッション、お洒落をするチャラ爺です。これにもう一つ、グルメを加えてグル爺をしました。 グルメ十字屋(1)

この頃世間で流行ることは、孫の世話のイク爺、歳を取って始めるスタ爺、若い者に負けないファッション、お洒落をするチャラ爺です。これにもう一つ、グルメを加えてグル爺をしました。

神戸市役所の周辺に、伊藤町、江戸町があります。この辺りは、阪神淡路大震災があった時に、松葉眼科とさんプラザコンタクトレンズの臨時店舗を移した場所です。

昼休み、懐かしい江戸町を歩いてみました。神戸市庁舎の4号市庁舎が新築され、危機管理センターになっています。

そのお隣に、昔よく利用したグリル十字屋があります。このグリル十字屋が入居しているアームストロングビルが建て替わったので、新しい店舗になっています。

グリル十字屋は、オムライス、チキンライス、ハヤシライスが名物です。

ドアを開けると階段がすぐ前にあり、お店に向かって降りていくことになります。足がつまずかないように、急勾配の階段の手すりにつかまり、用心してフロアに降りていきます。

お昼時が一巡したのかお客様は一組だけで、案内された空いた席は、一番奥の鏡がある席でした。

店の中の周りを見渡すと、改装前に使っていた調度品がまだ利用されています。壁にかけた大きな姿見もそうです。

道路からフロアを下げているので、道行く人は少し目線より上に映ります。どうして街路よりフロアを下げたのか、天井をみると分かりました。天井には以前にもあった、シーリングファンがゆっくりと廻っています。

天井を高くするために、床を下げているのです。これで以前の十字屋と同じ高い天井の食堂になっています。

今日のお昼の注文は、お昼のランチ(2300円)と、ポークチャップ(1300円)をお願いしました。昔、学生の頃は、十字屋でランチを食べるのはかなり贅沢な食事でしたが、年長者になると、もうランチの値段を心配しなくてよくなります。

昔のソースの味が続いているでしょうか?昔の海老フライのぱりぱり感が残っているでしょうか?レモンの汁を海老フライにかけて、ゆっくりとナイフとフォークを両手にとり、昔の味を思い出すように、ゆっくりと頂きます。

松葉博雄はランチで、ランチはご飯かパンを選べます。ポークチャップはパンしか選べません。

イタリア映画や、アメリカ映画では、天井にシーリングファンが廻る洋食屋さんで、マフィアの幹部が食事しているシーンがあります。あのときの映画のように、日本風の調度品は、ここ十字屋さんにも見あたりません。

学生食堂にもAランチ・Bランチがあって、お金のゆとりがある時がAランチでした。学食で食べるAランチは、ナイフとフォークを使う練習にもなりました。グリル十字屋で食べるランチも、昔は平皿のご飯に食塩を振って食べていました。今は塩分控えめの為に、食卓塩を振ることは許されていません。

ランチにはコーヒーとデザートが付きます。デザートのプリンは奥さんにあげて、私はデミタスコーヒーを頂きます。予め薄口にして下さい、出来るだけお湯を増やして下さいと、お願いしているのでアメリカンになっています。

歳を取ったらお里帰りと言うのか、ノスタルジアというのか、昔若いときに食べたお店が今でも続いていれば、行きたくなってきます。料理の味はかすかに記憶に残っていて、どこが似ているかよりも、何処が違うのかを探してしまいました。

グリル十字屋の創業は、1933(昭和8)年で、ひとつのお店がこれだけ長く続けられるのは、多くの努力があった事だと思います。今日はお里帰りが出来て良かったです。

【グリル十字屋】

兵庫県神戸市中央区江戸町96
078-331-5455

2012年8月31日(金)