なるほど、なるほど、なるほど。目の前で、美味しい釜飯の作り方が分かりました。神戸元町「割烹 こいし」の釜飯

なるほど、なるほど、なるほど。美味しい釜飯の作り方が分かりました。

なるほど、なるほど、なるほど。よそとは違う炊き方で、美味しい釜飯の作り方が分かりました。

穴場のグルメです。神戸JR元町駅を山側に徒歩1分ほどで、お店を見落としそうな店構えのお店があります。いわゆる穴場的なお店です。

**

予約をして行きました。予約を入れていないと、満席の時は入れません。

**

車の運転があるので、残念ながらノンアルコールビールです。

**

ビールのあては、ミノの湯引き(950円)です。お店は、親父さん、女将さん、娘さんの家族でやっているようです。

** **

なるほど、なるほど、なるほど。笑顔がいいのが分かりました。女将さんと娘さんの愛想がとてもいいです。皆さん家族のようです。

**

牛肉のタタキは1500円でした。焼き物の最初は牛串(990円)です。カウンター席で、親父さんが焼いている様子が、横から見られます。

**

包丁捌きがお見事です。なるほど、なるほど、なるほど。左手で包丁を持って、器用に捌いています。

**

レモンを薄く切るのも、タマネギを細く刻むのも、左手です。タンは、850円です。

**

こいしの人気メニューは、牛串と牛肉のタタキだそうです。豚串(630円)も頼みました。

**

目の前に、とっくりにしては大きな瓶があるので、お店の方に聞いてみました。この瓶は、何を入れるのですかと尋ねると、飾りですと言われました。なるほど、なるほど、なるほど。飾りでした。

**

なんて言ったって、「こいし」は、釜飯が名物ですから、釜飯(950円)に注目が集まります。釜飯の焼き方を目の前で注意をして見ていると、普通、木の蓋で炊く所を、鉄板を使って蓋にしています。

**

なるほど、なるほど、なるほど。鉄板には、真ん中に、ごく小さな穴が空いていて、その穴から、蒸気機関車の蒸気のように細い線を描いて真っ直ぐに、1メートルほど上まで、まるで白煙のように蒸気を排出しています。

**

これは不思議と思い、ちょっと、親父さんに声をかけてみました。これは珍しいやり方ですね?と、一声かけると、今まで無口だった親父さんは笑顔で、まるでよく聞いてくれたと言うような調子で、「実はこれは、私の苦心作なんです。」と、ステンレスの蓋を見せてくれました。

なるほど、なるほど、なるほど。持ってみると、かなりの重さです。これだと、ご飯の炊き汁がこぼれません。ちゃんと空気圧を逃がす小さな穴が空いているので、蓋が飛ぶこともありません。なるほど、なるほど、なるほど。

**

更に、釜飯を一度に10釜も炊ける、独自に考案したガスの配線を見せてくれました。なるほど、なるほど、なるほど。流行るには訳がある、美味しいには工夫がある事が分かります。

**

行列ができるお店になるには、目に見える焼き鳥、釜飯、焼肉だけでなく、美味しい料理を作る目に見えない仕組みがあることがわかりました。なるほど、なるほど、なるほど。納得でした。

2011年9月14日(水)