太山寺温泉の天然ラジウム温泉なでしこの湯 新緑の温泉はすがすがしい

松葉博雄の日帰りツアーでは、人気の自然観賞と温泉は、クリアできましたが、次は、昼ご飯のグルメです。(2)

松葉博雄の、神戸からの日帰りツアーです。

日帰りツアーで人気の高いのは、どんなツアーでしょう?

年代層にもよりますが、おじさん、おばさん、おじいちゃん、おばあちゃんの世代では、

1にグルメ、2に自然鑑賞、3に温泉が、定番です。

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今日の松葉博雄のにわか観光ツアーガイドでは、2の自然観賞と、3の温泉は、

クリアできましたが、問題なのは、これから頂く昼ご飯のグルメです。

なんとなく、なでしこの湯の温泉の記憶では、

昼食はセルフサービスで、一杯飯屋のような料理を、

選んで運ぶような記憶があります。12時を過ぎ、食堂が混んで来そうなので、

早めに食堂に入って行きます。なでしこの湯で、昼食を頂きます。

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やはり、セルフサービスでした。

昼食は、奥さんは炊き込みご飯、松葉博雄は親子丼を頂きます。

白身魚のフライ、きんぴら、酢の物、ポテトサラダ、おでんもあります。

ここの価格帯であれば、食べられるだけの範囲であれば、それ程高い値段にはなりません。

安心して、お盆に、お皿を次々乗せて行きます。

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小さい鉢に、おでんをてんこ盛りに盛って、お勘定を通すと、

下に隠れたおでんは、お勘定の中に入っていないことが、後のレシートで分かりました。

申告に行くべきか、サービスとして頂くか、迷うところです。

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平日のせいか観光客は少なく、

雨が降り出しそうな天気のせいか地元のお客さんの姿もありません。

座敷でご飯を食べているのは、松葉博雄と奥さんくらいです。

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六甲山麓ソフトクリームの美味しそうなポスターを見て、

ソフトクリームを食べたいなと、奥さんにおねだりすると、

「ソフトクリームは冷たいから、お風呂から上がって体が温もってから、

ソフトクリームを食べたら?」と、買ってくれません。

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「それなら、もういい」と、心もち反抗して、

クレアちゃんがアイスクリームを買って貰えなくて拗ねる気持ちを共有しました。

食べたいときに、食べたいのに、なんちゃらかんちゃら言われて、もう欲しくなくなりました。

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なでしこの湯は、2010年12月に改装されたそうです。

今までは、エントランス前広場に、源泉の泉があり、

館内も簡素な作りで、大きな銭湯のような雰囲気でした。

テラスからは、人口滝のある庭を見る事ができます。

こんなところに、水が流れているわけでもなく、

どうして、滝ができるのかと、近づいて見ると、どうやら水中ポンプで、

水をくみ上げて、循環させているようです。

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なでしこの湯に、30分ほど浸かりました。肌になんとなくぬめりを感じ、

ただの水道水を熱くしているだけではないように思います。

リーフレットで調べてみると、なでしこの湯は、

知る人ぞ知る有数の天然ラジウム温泉だそうです。

ラジウム温泉は、体に吸収されやすく、

体内の新陳代謝が促進されやすいと、効能書きにあります。

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疲労回復、神経痛、冷え性などに、効能があるようです。

そうすると、奥さんが言ったように、ラジウム温泉で体を温めて、

冷えた体を温かくして、その後に、ソフトクリームを食べた方が、

理にかなっていることになります。

しかし、物事は全て理にかなったように行かないのが、欲というもので、

痩せたいと思っているのに、太ると分かっていながら、ジャンクフード、

甘いケーキやお菓子を頂く事は、理屈では説明ができないことです。

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お風呂から上がった丁度その頃、館内にある野菜コーナーに、

野菜を補充する人が野菜を運んで来ました。これはラッキー。

何が補充されるのか、子どもがDVDの上映を待つように、

おじさんが、ショーケースに並べる商品を、最前列で見ています。

待っているのは茄子ですが、ここでも、

まだ、茄子は用意はできていないようで、がっかりでした。

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温泉に来ると、温泉の売店には、昔懐かしいお菓子が売られています。

ここでもまた、意見の衝突です。松葉博雄のビールのアテを、

なんとか補充しようと、3つで千円のコーナーとか、

昔懐かしい味のコーナーを探して、みつけたのは、「雀のたまご」です。

ところが、松葉博雄の奥さんは、駄菓子に対してやや差別的な目で見ています。

まぁここは、我慢して、差別に耐えながら、雀のたまごを、3袋買いました。

これが、思わぬ良い結果を、後から発揮します。

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現代風だなぁと思ったのが、楽天ランキング1位と描かれた広告です。

割れて、見た目では商品としては少し値打ちの下がっていても

、味の品質には問題がない美味しいおかきを「訳あり」と称して売っています。

家庭でつまんで食べるくらいなら、少々形がわるくても、

美味しくて安いおかきに需要があるのは頷けます。

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外には、足湯が無料開放されています。温泉の入浴は、大人550円(土日+100円)です。

ところが、今日は26日で、これを風呂と呼びます。

つまり、26日は風呂の日で、450円に割引です。

こういうたまたま、ラッキーなこともあるのです。

ラッキーさについて考えてみると、ラッキーの程度は、2人で200円ですから、

気持ちだけの問題です。でも、月に1回の26日(風呂の日)に、

訪れるのは、1/30の確率です。

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板の間に座り、足を浸けてるようになっています。

太山寺温泉の天然ラジウム温泉とは、

ラドンという弱い放射性物質をだすガスの元素が含まれています。

世の中では、福島原発事故の後は、マイクロシーベルトとか称して、

避けていますが、ラドンなら、放射性物質でも良い評価を受けているので、不思議です。

自然の弱い放射線は、人体にとってよい刺激となるようで、

神経痛や肩こりなどの体の痛み、疲労回復や冷え性、高血圧など、

いろいろな痛みや病気に効くとされています。

また、蒸気を吸うことで、「活性化酸素」の抑制効果もあり、

血液のどろどろを解消する効果もあるようです。アルカリ性なので、

女性の美肌効果も期待できます。これらは、効能書きなので、

ホントかどうかはその後の結果次第です。

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かくして、松葉博雄の主催する、お客様1名様限定の日帰りツアーは終わります。

顧客の要望に、

1.グルメは、おでんの数え間違え、2.自然観賞は、太山寺の境内に広がる美しい新緑、3.温泉は、

日本で有数のラドン温泉に浸かって、美肌を磨きました。

このように、1,2,3の重要な評価基準をクリアし、お家に帰ります。

なでしこの湯は、学園都市のすぐ近くで、帰り道には、

流通科学大学、兵庫県立大学が見えるほどの、近くにありました。

2011年5月26日(木)