前方後円墳 「前方後円墳の墨だしから配筋、コンクリート打ちまで」 第3話

前方後円墳 「前方後円墳の墨だしから配筋、コンクリート打ちまで」

松葉博雄の記念モニュメント~ 第3話 ~

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設計と並んで整地が進みました。

実際の土地と設計上の位置がどこの部分になるのかを決めていく着工前の墨だしが工事の前に行われます。

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工事を着工するにあたり、近隣と地区組長及びJR保線にご挨拶をしました。

古くからあった石垣を利用した土地整理ができました。

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石垣は長い間放置されていたので、石垣の隙間からは雑草や三椏(みつまた)などの雑木が生い茂り、かつてのきれいな石組を再現するために補強工事を行いました。
郷土史の調べでは、この石垣の上に昔は屋敷があったようです。

山陽本線がすぐ側を走っているので、工事を進めるにあたり、線路への妨害や事故が起きないように細心の注意を払って進めなければなりません。

1999(平成11)年4月1日、掘削工事が始まりました。
掘削工事が進むと、割栗石を入れ、配水管の取り付けをします。

この様子は電車の車窓から間近に見えます。

割栗石の上に少し土を入れ、その上からローラーを使ってアスファルト工事のような転圧をかけます。

地下室を作るので、湿気がこもらないように基礎部分には湿化防止を行っておきます。

ポリフィルムを敷き、その上から捨てコンクリート打ちをします。

基礎部分ができると、この上に鉄筋を組んで型枠で止め、コンクリート打ちができるように配筋していきます。

ベースとなる部分にコンクリート打ちを行っていきます。

ベースコンクリートの打設が完了しました。


その後は、養生をします。

ベースとなる部分にコンクリート打ちを行っていきます。

ベースコンクリートの打設が完了しました。


その後は、養生をします。

この上に、さらに鉄筋を配筋し、型枠をはめ、壁となる部分を組みたてていきます。

地中深く入っていくために階段部分と手摺部分を作っていきます。


内部の進行につれて地上に見える頂上部分の型枠へと工事は進みます。

トンネル工事のように地下にもぐって工事をするのではなく、露天堀の方法で工事を行っています。

頂上部分の配筋と型枠ができ、少しずつ外形がはっきりしてきました。

この基礎工事にあわせて換気用のパイプの取りつけも各部所で行われています。