南国の夜、前兼久の夜、エイサー踊りの夜、仕上げの踊りは、 総踊りのカチャーシーです。

南国の夜です。前兼久の夜です。エイサーの夜です。「月はかがやく南の はるかな夢の島よ 星はきらめき そよ風ささやく やしの葉かげに・・・ 」のようになっています。 第121回沖縄訪問(4)

前兼久のエイサーが、

村中のお家を回って、

前兼久共同売店の前に、戻ってくるのは、

夜中の2時、3時は当たり前でした。

しかし、少子高齢化の時代に、

エイサーに参加する人数も少なく、

受験勉強や、アルバイトなどの、

個別事情もあり、以前のように、

一晩中、エイサーを踊り明かしている

時代背景ではなくなりました。

エイサー 参加

そこで、前兼久青年団が考えた改善方法は、

エイサーのスタートを早くすることで、

終わりを早くする方法です。

エイサー 参加

前兼久のエイサーは、このような事情により、

22時半頃には、

前兼久共同売店の前で、

エイサー踊りがはじまりました。

エイサー 参加

前兼久青年団の、

祖先の霊をお送りする最終の踊りが始まります。

エイサー 参加

賑やかな太鼓の音に、元気なかけ声に呼ばれ、

松葉博雄もエイサー踊りに参加します。

仕上げの踊りは、見ている人も参加する、

総踊りのカチャーシーです。

エイサー 参加

阿波踊りも楽しいですが、

カチャーシーも、楽しいのです。

エイサー 参加

踊っているように見えても、

これはこれで、

伝統的な宗教的な儀式なのです。

みんなで祖先を、

あの世へお送りします。

エイサー 参加

踊り狂っているうちに、

太鼓のリズムはテンポが早くなり、指笛も聞こえ、

踊りのクライマックスになってきました。

エイサー 参加

不思議に、

体が楽に踊りについていけるのです。

エイサー 参加

無心の境地でしょうか?

みんなと同じように、踊る宗教のように、

エイサーに、溶け込んでしまいました。

今年も、エイサーに来ることができてよかったです。

エイサー 参加

今回は、外国人の方も何人か来て、

ビデオを熱心に撮っておられました。

こうなると、エイサーも

インターナショナルになってきました。

11時頃になると、お開きです。

ご先祖様をこれから、お送りします。

エイサー 参加

金城家の皆さんは、仏壇の前に集まって、

ご先祖様に手を合わせ、お見送りをします。

エイサー 参加

あの世のニライカナイに送るために、

皆さんはお祈りをします。

そして、紙でつくったお金の

「ウチカビ」を焼きます。

エイサー 参加

あの世でお金に困らないように、

焼いてあの世に送ります。

祭事を行なうのは、男性の直系が行ないます。

長男の長男が、祭事を見て覚えます。

また次の世代に伝えるように覚えていきます。

これが伝統です。

エイサー 参加

お月様が、お迎えに来たように、

たくさんのご先祖様が、

お月様に寄れるように、

満月になって、月の光が、

ご先祖様たちにこちらにくるように、

呼びかけているように輝いています。

エイサー 参加

沖縄の重要な、伝統行事のエイサー祭りは、

だんだんと近代化し、

日付の変わらないうちに終了しました。

エイサー 参加

あと15分もすれば、日付は変わり8月25日になります。

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2010年8月24日(火)


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